相続・遺言の疑問

相続手続きを進めていたころ会ったことがない相続人(異母兄弟)がいることが判明しました

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ご相談

父が亡くなりました。母はすでに他界しているので相続人は私と姉だけと思っていました。ところが、父の銀行預金を解約しようと銀行にいわれたとおりに戸籍などの必要書類を提出したところ「他に相続人がいるようなのでもう一度戸籍を集めなおしてください。相続人が他にもいる場合は、その方の押印と印鑑証明書も必要です」と言われました。

どうやら、亡くなった父は母とは再婚で、父と前妻との間に私たちの兄にあたる人物がいるようです。そのような話は生前、母からも父からも聞いておらず大変驚いています。これからどのように手続きを進めていけばよいのでしょうか?

戸籍をたどり生死を確認した上で、戸籍の附票で居住地を調べ、手紙を書きます。

ご回答

知らない相続人が判明した場合、探偵でも頼まなくてはいけないのか思われるかもしれませんが、ご安心ください。戸籍と戸籍の附票をたどることで相続人の方のご住所をご自身調べることができます。

まず確認するべきはその方の「生死」です。お父様の戸籍から出て行った記録をてがかりに、現在(もしくは最後の)の戸籍までたどっていきます。もし、すでに亡くなっていた場合は、その方のお子さんが相続人となるので、さらにその子の現在の戸籍を取得する必要があります。

相続人となる方の現在(もしくは最後の)本籍地がわかったら、今度は本籍地のある市区町村戸籍の附票を請求します。戸籍の附票とは、本籍地に保管されている住所地の記録です。見本はこちらを確認ください。

住所はこの戸籍の附票でわかりますが電話番号やメールアドレスを調べる手段は残念ながらありません。したがって、附票で確認した住所地に相続手続きに協力したほしいので連絡を頂きたい旨の手紙を送ることになります。

昭和前半の時代でも、戸籍を拝見していると離婚や再婚は意外と多く「自分が知らなかった異母兄弟の存在を相続により初めて知った」というケースは実は少なくありません。大切な人を亡くした深い悲しみのうえに大きな驚きが重なり、とても困惑されていること心中ご察しいたします。このようなケースでは、冷静に事を進めつつも、相手の気持ちを汲み取り細やかな配慮や対応をすることが、スムーズな相続手続きの成否を握ります。ご自身で進めることに不安のある方は、どうぞ当事務所にご相談下さい。

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