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母の遺言書が複数でてきた

投稿日:2019年4月24日 更新日:

実家からなくなった母の遺言書らしきものが3通もでてきました

実家に住んでいた母が亡くなりました。遺言書がないか自宅を確認したところ、公正証書の遺言、直筆で書かれた遺言、メモのような遺言の3通が出てきてしまいました。どれが正しいのか、どう扱えばよいのでしょうか?

遺言書は、最新のものが有効となります。

遺言者は、いつでも、遺言の方式に従って、その遺言の全部又は一部を撤回することができます。(民法1022条)たとえ公正証書で遺言を残したとしても、自筆証書で新しい遺言を作成した場合は、日付が新しいものが有効となります。そして、前の遺言が後の遺言と抵触するときは、その抵触する部分については、後の遺言で前の遺言を撤回したものとみなします。(民法1023条)。

日付の古い公正証書遺言には「自宅およびすべての預貯金は長女へ相続させる」とあり、日付の新しい自筆証書遺言が「自宅は長男へ相続させる」とだけあった場合は、自宅の相続に関してのみ前の遺言を撤回したことになり、「自宅は長男、預貯金は長女が相続」することになります。

遺言の要件を満たしているか確認しましょう。

ただし遺言は、「遺言の方式に従って」とある通り、遺言の以下の要件を満たしている必要があります。

1.遺言を残す人が遺言をすべて自分の手(自筆)でかく ※財産目録は署名押印があれば印字でも可
2.遺言書に日付をいれる
3.遺言書に署名押印をする

署名押印のないメモのようなものや、ワープロファイルでパソコン上に残されたものは遺言とはいえないため、日付が新しくとも前の遺言を撤回することはできません。

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シルク司法書士事務所 代表司法書士 <東京司法書士会第5785号 簡裁訴訟代理等関係業務認定会員認定第1101063号> 明治大学卒業後、一般企業を経て2010年司法書士合格。不動産登記専門の事務所・相続専門の事務所で経験を積み、2017年渋谷区笹塚にてシルク司法書士事務所を開業。詳しい自己紹介はこちら

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