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戸籍謄本の取り方や見方など相続手続きに必要な戸籍の知識総ざらい

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年金や保険の手続き、相続登記や銀行の相続手続き等、相続が発生すると様々な場面で提出を求められる戸籍全部事項証明書(戸籍謄本),除籍全部事項証明書(除籍謄本)。(※以下、「戸籍」と略します)ここでは、この戸籍の種類や請求の方法、見方など相続手続きに取りかかるにあたって確認しておきたい、戸籍についての知識や情報を確認します。

戸籍謄本の請求方法

戸籍謄本の請求先

本籍地のある市区町村に請求します。市民課や戸籍課等、戸籍業務を扱っている役所の窓口で発行してくれます。本籍地がわからない場合は、本籍地記載の住民票を請求すると本籍地がわかります。なお、住民票のある(住んでいる)市区町村でへは請求することができません。

戸籍を請求できる人

戸籍謄本を請求できるのは本人・配偶者・直系血族(親子・孫・祖父母等)およびその代理人が原則です。請求の際には、身分証明書で本人確認が求められます。また、請求する戸籍には自分との親族関係が記載されていない場合は、ご自身の戸籍謄本等、親族関係を証明する戸籍が必要となる場合があります。代理人が請求する場合は、委任状が必要です。

なお、相続が発生した場合は戸籍法10条の2第1項(自己の権利を行使し、又は自己の義務を履行するため)により、配偶者・直系血族ではなくとも相続人であれば、亡くなった方や他の相続人等の戸籍を取得することができます。これには相続が発生したことや相続関係を証明する戸籍の提示が必要となります。

戸籍謄本の郵送請求

郵送で戸籍謄本を請求したい場合は、以下のものを送付します。支払については、銀行振込みやクレジットカード払いは対応してませんのでご注意下さい。

  • 申請書 窓口もしくはホームページより入手します
  • 手数料 郵便定額小為替証書。郵便局で購入します。現金書留対応していることろもあります。
  • 請求者の身分証明書(運転免許証や保険証等)のコピー
  • 返信用封筒
  • 相続人の代理の場合は、委任状

戸籍謄本の種類

戸籍謄本と戸籍抄本の違い

戸籍には種類があります。謄本というのは「写し(コピー」であるということを意味します。戸籍謄本とは戸籍の原本の写しということです。戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)は戸籍に記載されている方全員の証明であり、戸籍個人事項証明書(戸籍抄本)とは、戸籍に記載されている方のうち一部の方を証明するものです。戸籍謄本と戸籍抄本どちらをとればよいのか、という点については「相続に関係ない人の情報はみられたくない」というような事情が特にない限りは、戸籍謄本を取得をするのがよいかと思います。

戸籍謄本・除籍謄本・改正原戸籍とは

名称 手数料  概要
戸籍謄本
(戸籍全部現在事項証明書)
450円 コンピュータ化された戸籍に関する証明書。横書き。

除籍謄本
(除籍全部事項証明書)

750円 死亡・転籍(本籍地をかえること)や結婚等により戸籍に誰もいない閉鎖された戸籍のこと。戸籍に残っている最後の一人が亡くなった場合は死亡を確認するための戸籍として、除籍謄本が必要となる。
改正原戸籍(はらこせき) 750円 コンピュータ化される前の戸籍に関する証明書。縦書き。
戸籍の附票 自治体により異なる 戸籍単位で記録されている住所履歴についての証明書(サンプルはこちら

除籍謄本と改正原戸籍は「古い」戸籍であるため取得にあたり料金も高くなります。改正原戸籍はコンピュータ化される前の戸籍のことですが、戸籍のコンピュータ化は平成6年より順次行われたため、市区町村によっていつからコンピュータ化された時期は異なります。

戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)の見方

「除籍」の説明をするため、この画像は除籍謄本(除籍全部事項証明書)のサンプルとなっています。戸籍謄本(全部事項証明書)も除籍謄本も書式や見方は同じです。

※画像をクリックするとPDFファイルが開きます。

戸籍謄本サンプルのサムネイル

相続手続きに必要とされる戸籍には2パターンある

相続手続きに必要とされる戸籍は以下の通り2パターンあります。

  1. 相続が発生と、手続きや請求をする方がその相続人であることを確認できる戸籍
  2. 相続の発生と、その相続人全員が確認できる戸籍。

①は年金の手続きや銀行の残高証明書の請求などで求められます。請求者が相続人であることがわかる戸籍謄本が必要となります。②は遺言のない銀行の相続手続きや法務局での相続登記で求められます。相続人全員の相続関係がわかる戸籍謄本が必要となります。必要とされる戸籍は、次のように亡くなった方と相続人との関係(続柄)によって異なります。

なぜ出生まで戸籍をさかのぼるのか?

婚姻や転籍、法改正などにより新しい戸籍が編成されると、前の戸籍で抹消された事項は新しい戸籍に記載されません。例えば、戸籍の筆頭者であるAさんに相続が発生したため、Aさんの相続人である子は何人いるか調べようする場合。転籍や戸籍のコンピュータ化前に結婚や分籍によりAさんの戸籍から出ていった子は、Aさんの死亡が記載されいている最新の戸籍謄本には記載されていないのです。またAさんが現在の配偶者とは再婚である場合。前配偶者との間の子については、離婚時にその子が前配偶者の戸籍に入っていた場合は、前婚姻時の戸籍までさかのぼらないとその子の存在に気づくことはできません。つまり、「相続人となる子はいないか?これで全員か?」と確認するために出生まで戸籍をさかのぼるのです。

配偶者が相続人のみの場合

①相続人であることを確認できる戸籍  ②相続人全員が確認できる戸籍
  • 被相続人の死亡記載がのっている戸籍謄本
  • 被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本

第一世代 直系卑属(子や孫)が相続人の場合

①相続人であることを確認できる戸籍  ②相続人全員が確認できる戸籍
  • 被相続人の死亡記載がのっている戸籍謄本
  • 相続人の現在の戸籍謄本
  • 【相続人が孫の場合】本来の相続人である被相続人の子の死亡が記載されている戸籍
  • 被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本
  • 相続人全員の戸籍謄本
  • 【相続人が孫の場合】本来の相続人である被相続人の子の出生から死亡までの戸籍

第二世代 直系卑属(父母や祖父母)が相続人の場合

①相続人であることを確認できる戸籍  ②相続人全員が確認できる戸籍
  • 被相続人の出生から死亡までの戸籍
  • 被相続人に子がいた場合は、子の死亡が記載された戸籍
  • 相続人の現在の戸籍
  • 【相続人が祖父母の場合】本来の相続人である被相続人の両親の死亡が記載されている戸籍
  • 被相続人の出生から死亡までの戸籍
  • 被相続人に子がいた場合は、子の出生から死亡までの戸籍
  • 相続人全員の現在の戸籍
  • 【相続人が祖父母の場合】本来の相続人である被相続人の両親の死亡が記載されている戸籍

第三世代 相続人が兄弟姉妹・甥姪の相続

①相続人であることを確認できる戸籍 ②相続人全員が確認できる戸籍
  • 被相続人の出生から死亡までの戸籍
  • 被相続人の両親の死亡が記載された戸籍 
  • 被相続人に子がいた場合は、子の死亡が記載された戸籍
  • 相続人の現在の戸籍
  • 【相続人が甥姪の場合】本来の相続人である被相続人の兄弟姉妹の死亡が記載されている戸籍

※提出先によっては、直系尊属である祖父母・曽祖父母が現在の日本の最高年齢の生まれ年である明治33年より後に生まれている場合は、祖父母・曽祖父母の死亡の記載がある戸籍も必要

  • 被相続人の出生から死亡までの戸籍
  • 被相続人の両親の出生から死亡までの戸籍 
  • 被相続人に子がいた場合は、子の出生から死亡までの戸籍
  • 相続人全員の現在の戸籍
  • 【相続人が甥姪の場合】本来の相続人である兄弟姉妹の出生から死亡までの戸籍

※提出先によっては、直系尊属である祖父母・曽祖父母が現在の日本の最高年齢の生まれ年である明治33年より後に生まれている場合は、祖父母・曽祖父母の死亡の記載がある戸籍も必要

相続のお手続きをご自身で行おうとする場合、まず壁となるのが相続関係を証明する戸籍謄本の収集です。インターネットや書籍などで調べてみても、特殊な言い回しのため意味がよくわからなかったり、古い手書き書かれた戸籍は字が読みにくく、そもそも何が書いてあるのかわからないということもあるかと思います。請求のため役所へ行けば窓口で長時間待たされたり、郵送で行おうと思えば手続きが煩雑であったりと何かとストレスを感じるような手間が多いのが戸籍の収集です。

東京都渋谷区のシルク司法書士事務所では、このように面倒な戸籍の収集や解読から遺産分割協議書の作成まで、相続業務の取扱経験豊富な女性司法書士にすべておまかせ頂ける相続手続きセットプラン相続登記おまかせプランをご用意しております。ひとりでお手続きを進めることにご面倒やご不安を感じられた場合は、どうぞご検討ください。

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